東建国保〈東京建設業国民健康保険組合〉

組合でつくっている建設国保は、他の医療保険と比べても様ざまな有利な制度を持っています。東建国保では、身体が資本の建設職人の立場を考え、組合員本人 の保険診療分で1 レセプト1万7千5百円を超えた医療費を後日払い戻す(償還払い)という、すぐれた制度を運営しています。建設職人にとって、病気になると先だつのが生活 の心配です。収入がストップするばかりではなく、その治療にかかる出費がかさむことになり、家計に二重の負担となってあらわれます。そんな時に医療費の償 還払い制度で医療費を最小限に抑えることができます。さらに、病気等で入院した際には、入院期間の日数に対し、1 日5千円の傷病手当金を最高120 日間、金額にして最高60 万円の給付を受けることができます。
あわせて、入院時の高額医療制度に対応した限度額適用認定の制度、出産育児一時金の直接払い制度、インフルエンザ予防接種への補助、集団健康診断・人間ドックへの補助など、有利な制度が盛りだくさんあります。
<傷病手当金>病気入院期間1 日×5千円×最高120 日(東建国保に加入後6 ヶ月経過した組合員本人が対象)
<出産育児一時金>>子供が生まれた時50 万円(一児につき)
<葬祭費>本人・家族の死亡の際、本人・家族とも8 万円が現金給付です。

給付申請の問い合わせは、支部事務所窓口までお願いします。

■ 東建国保の主な給付内容

名目 内容 請求時に必要な書類
傷病手当金
(組合員のみ)
病院入院期間1日5,000 円
×年間最高120 日間(※通算360 日)
(加入後6ヶ月経過した組合員が対象)

組合にある所定の用紙に医師の証明をもらい、組合に提出する(印鑑持参)。
用紙は請求すれば郵送もします。

出産手当金
(女性組合員のみ)
1日5,000 円×
産前42 日、産後56 日まで
(加入後1年経過した女性組合員が対象)
出産育児一時金
(本人・家族とも)
一児につき500,000円 ①印鑑と保険証
②新生児が記載された住民票など
葬 祭 費

本人・家族とも 80,000 円

①印鑑と保険証
②所定の用紙(葬祭費申請書)に医師の証明、または死亡診断書(写しでも可)、または住民票除票
③葬儀の領収書など
償還払い制度 組合員本人 入院時・通院時・月単位
1レセプト17,500 円を
超えた分を償還します。
後日、国保組合から通知が行きます。
尚、同意書提出済みの方は、後日ゆうちょ銀行口座への振り込みになります。

※給付の申請に際し、本人名義のゆうちょ銀行口座を明示していただきます。

■ 東建国保の保険料 令和5年度

健 康 保 険 料(月額)
介護保険料

年 齢

法人事業主 個人事業主 一人親方 従業員・
建設従事者
15 ~ 24 歳 24,700円 21,300円 13,500円 13,500円
25 ~ 29 歳 28,200円 24,800円 17,000円 17,000円
30 ~ 34 歳 30,900円 27,500円 23,400円 19,700円
35 ~ 44 歳 32,200円 28,800円 24,700円 21,000円 3,800円
45 ~ 54 歳 32,300円 28,900円 24,800円 21,100円 3,800円
55 ~ 64 歳 32,700円 29,300円 25,200円 21,500円 3,800円
65 ~ 74 歳 32,700円 29,300円 25,200円 21,500円

※就労別により法人事業主11,800円、個人事業主8,400円、一人親方4,300円(30歳未満600円)、従業員600円の加算を含む。
※家族分
家 族(乳幼児・成人男性以外)一人につき 6,300円
乳幼児(小学校就学前まで)  一人につき 1,400円
成人男性(25歳から60歳未満、学生・障害者を除く)一人につき14,000円
※「成人男性」、「家族」、「乳幼児」の順で一世帯5人まで徴収
※都外居住者の加入は1人1,300円加算。
※介護保険料の徴収は本人・家族共40歳から64歳まで。
※後期高齢者支援金として、組合員・成人男性家族3,800円・家族(成人男性、乳幼児を除く)3,100円が月額保険料に含まれています。しかし、家族人数が5人を超えた場合は、後期高齢者支援金が別途に徴収となります。

■ 東建国保の補助制度(補助事業)

出産育児一時金の直接払い制度

組合の集団健診 人間ドック 出産育児一時金の直接払い制度
健診内容により最高11,000円を補助。 東建国保の指定医療機関で自己負担15,000円で受診できます。 医療機関に、出産育児一時金を直接支払う制度があります。制度を利用しない医療機関もありますので、事前にご確認下さい。
保養施設利用補助 インフルエンザ予防接種補助 東京ディズニリゾートR利用補助
東建国保が契約している保養施設(契約旅館)を組合員・家族が利用される場合、被保険者1人につき3,000円が補助されます。詳しくは支部事務所窓口まで。 被保険者(接種時に65歳未満)1人につき、2,000円を上限に年度中1回補助。 東建国保の被保険者がディズニーランド・ディズニーシーを利用する際、1,500円の補助があります。

■ 組合国保の加入条件と加入手続き

組合国保に加入する条件は?
建設産業に従事している労働者、職人、事業主であれば、加入できます。

組合国保に加入する手続は?
①家族全員の名前が記載された住民票(省略住民票ではなく、世帯主・続柄等が記載されたもの)1通と印鑑。16歳以上の扶養家族で学生の場合は「在学証明書」等が必要です。また、25歳以上の成人男性の家族で障がい者手帳を持っている場合は、障がい者手帳の写しが必要です。
②職種確認のため、事業主・一人親方(職業欄に記載のある所得税の確定申告書一式の控[1表・2表と内訳書等]、労災保険加入証明書等)。従業員(法人…健保適用除外承認証 個人…源泉徴収票、確定申告書(給与所得)の控[1表・2表]と雇用証明書)、外注従業員(確定申告書(給与所得)の控[1表・2表]、外注証明書)
③同意書(振込先ゆうちょ銀行口座届兼同意書)など。
※マイナンバーの記載と本人確認が必要となるため、加入する家族全員のマイナンバーが分かるもの(通知カード、個人番号カードのいずれか)と申請者の身元確認書類(運転免許証など)をご用意ください。

しめきりと保険証の発行
毎月20日しめきりで、翌月1日(保険証が発行される日)から資格が発効します。

■ 東建国保7支所医療共済制度

女性組合員本人出産の場合、保険料負担分補助