本部幹部学校と拡大出陣式
8月27日(日)、渋谷フォーラム8において、「幹部学校」を開催、終了後3時半から、9月から始まる拡大月間に向けた「出陣式」を開催しました。全支部から、若手の役員を中心に参加者の人選をしていただき、書記も含め97人が参加し、学習と拡大月間の意思統一をしました。
今年の幹部学校の講師は、「現代計画研究所」の加来(かく)照彦氏と、「訓練校・求人部」の元事務局長の今村旬之介氏の2本立てでした。加来氏からは「人材育成と品質管理がこれからの木造住宅業界のカギをにぎっている」と題し、グラフや資料を使い、今日の人材不足の厳しい現実と、将来に向けた大工技能者数の減少を憂い、やはり労働条件と待遇が向上しないと、人は入ってこないと結論付けました。技能を評価する基準創りや、各業界の新たな動きの紹介などもあり、多岐にわたる内容でした。
今村氏からは、長年訓練校と求人部を運営してきた経験から、両組織の発足当時の状況の紹介から、どのようなとりくみにより、求人部の統一的な労働条件を確立させてきたのか、見習工育成ポイントや経過などについて、思い出も交えお話しいただきました。
共に、今私達が直面している課題に挑むためのヒントが満載で大変に良い講演でした。
分散会での討議を経て、3時半から拡大出陣式をおこないました。社会保険未加入事業所の現場排除や国の締め付けが一層厳しくなるこの10月に向け、更に内外に対する呼びかけをおこない、相談業務の強化により1万3150人組織を達成しよう、と方針提起がされ、各支部から決意表目を受け、目標達成を誓い合いました。