働く職人の応援団

建設キャリアアップシステムとは?

 

職人の免許証?業界の統一ルール

建設技能者の資格経験などを“業界統一ルール”で登録する「建設キャリアアップシステム」の運用がいよいよ2018年10月からスタートします。初年度で建設技能者100万人、5年後の2023年にはすべての建設技能者の登録を目指す、官民一体となった新しい制度です。

従来、建設技能者のスキルに対する評価は、企業や現場によって様々でしたが、「建設キャリアアップシステム」の普及によって、賃金や能力、経験などの評価が正確になると期待され、元請事業者にとっても、様々な書類作成の大幅な軽減が期待されます。

建設キャリアアップシステムHPより

『5年後の当たり前』に向けて早くから動き出すことが大切

登録された技能者は以下のように分類されます。(予定)

◆レベル1
業界経験の浅い、いわゆる見習いの技能者。

◆レベル2
一定の就業経験を積んで、2級技能検定などの資格を所持している技能者。

◆レベル3
長期の就業経験を持ち、1級技能検定などの資格を持つ、職長として現場に従事できる技能者。

◆レベル4
専門工事業団体の資格認定を受けた登録基幹技能者であり、卓越した技能・技術を持つ者に贈られる建設マスター(優秀施工者国土交通大臣顕彰者)などの称号を持つ、高度なマネジメント能力を有する技能者。

建設キャリアアップシステムHPより

公共工事を行う事業所にはこんなことも

―発注者リクエスト制度―

建設キャリアアップシステムが始まると、各会社に所属する技能者(職人)の技術が把握できるようになるため、発注者が施工業者を選べるようにするリクエスト制度が創設される予定です。これにより、優良事業者が優遇され、技能者(職人)の正当な評価や処遇の改善が期待されます。
以前から「指名入札制度」というものがありますが、リクエスト制度では、発注者から、特定の事業者が指名され、談合等の対策にもなると考えられます

賃金や技能者の能力が今後は「見える化」するため、建設職人の処遇改善に向けて、大きな前進が見込める新しい制度です。

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